印欧祖語
*(H)n̥dʰér
英語での現れ方
ゲルマン語では前置詞 under になり、位置の「下」(underground・underwater・underfoot・underneath)から、程度の「不足」(underestimate・underpay・undernourished・underdeveloped)、隠れていること(undercover・underworld)へと意味が広がった。understand は「下に立つ」からとされ、undertake・undergo は「身の下に引き受ける」から来た語で、いまでは分解して考えにくくなっている。
同じ語がラテン語では sub- になったとされ、この家族には sub・subliminal(意識のしきいの下)・subspace が並ぶ。つまり英語には「下」を言う語が本来語と借用語の二重で存在することになり、日常語では under-、学術語や専門語では sub- が選ばれやすい。同じ意味でも語感が違うので、書くときはどちらの層の語かを意識するとよい。