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印欧祖語

*bʰeg-#-2

曲がる・反る

to bend, to curve

英語での現れ方

ゲルマン語で「土手・盛り上がり・腰掛け台」を指した語から、まず bank(土手・川岸)が来て、riverbank・sandbank・snowbank・embankment(堤防)と自然の地形を表す。同じ語がイタリア語で両替商の「台」を指したことから金融の bank(銀行)が生まれ、bankroll(資金)、banknote(紙幣)、bankable(金になる)が続いた。bankrupt は「台が壊れる→破産した」で、名詞形が bankruptcy。台の縁に腰掛ける発想からは banquet(宴会)・banqueting も出ている。

母音の変わった bench(長椅子)は議会の議席を指す用法から backbench・backbencher(平議員)を生み、基準の目印を刻んだ台という発想で benchmark(基準)になったとされる。同じ系統に置かれる beach(浜)は水際の傾いた地面で、beachhead(橋頭堡)、beachfront、beachcomber、beachwear と広がる。beck(小川)もくぼみ・傾きの系統。「曲がる・傾く」を軸に見ると、bank の土手・銀行・(機体を)傾ける という三つの意味がひとつながりになる。