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ラテン語

-ula

道具を表す名詞を作る

英語での現れ方

ラテン語で「小さな〜」を作る縮小辞。単独では見えないが、元になった名詞ごとに英語での姿が決まる。rēgula(まっすぐ導く小道具=定規・ものさし)からは学術寄りの regul が生まれ、regular(定規どおり→規則正しい)、regulate・regulation・regulator・deregulate が並ぶ。

同じ rēgula が古フランス語を経て日常語になったのが rulrail で、rule(規則・支配)、ruler(定規/支配者)、unruly、overrule はこちら側。「まっすぐな棒」の意味からは rail(横木→レール)が出て、railway・railroad・derail・monorail・guardrail と広がった。学術語と日常語が同じ語から二重に入っている点がこの語尾の特徴といえる。

ほかにも specula(見張り台)から specul が出て speculate(高みから眺める→思索する・投機する)・speculation・speculator となり、日常では spec・specs と短くも使われる。tēgula(小さな覆い=瓦)は tile・tiler・tiled として本来語のような顔で定着し、ovulum 系の ovul は ovulate・ovulation という生物学語になった。綴りに -ul- が挟まっていたら、元は「小さいもの」だったと疑ってみるとよい。