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印欧祖語

*h₂eḱ-

鋭い・尖った

sharp, pointed

英語での現れ方

中心は「尖っている」で、そこから「切れ味がよい」「舌を刺す」「先端」へ広がる。ラテン語系では acute(尖った→鋭い)、acumen(尖り→洞察力)、acrid(つんとくる)、acerbic、exacerbate(とげとげしくする→悪化させる)。ギリシャ語の「先端」からは acrobat(爪先で歩く人)、acrostic、acrolein。acid(舌を刺す→酸)はこの語根の一番大きな枝で、acidity・acidosis・antacid が続き、酢を指す語からは acetic・acetyl・acetal・acetabulum が出ている。

化学の ox は、酸素が「酸を生むもの」と考えられて名づけられたことから来ているとされ、oxygen・oxide・dioxide・peroxide・hydroxide・oxidize・antioxidant がまとめてこの家族に入る。ゲルマン語系の本来語では「鋭い縁」がそのまま edge(edge・straightedge・selvedge・edgy)になり、穀物の穂や耳を指す ear、そして「鋭い→熱心な」の eager がここに連なる。acoustic・hear は「耳で捉える」枝とされる。