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印欧祖語

*h₁éyti

英語での現れ方

電気を帯びて「動いていくもの」に名を付けるとき、ギリシャ語の「行く」に当たる動詞の形が使われたとされ、そこから ion(イオン)が生まれた。方向を表す要素が付いて anion・cation に分かれ、動詞化して ionize・ionization、場所を表して ionosphere となる。英米で ionized/ionised、ionization/ionisation と綴りが揺れる点も押さえておきたい。

この ion をもとに electron が作られ、さらに語尾の on が「粒子」を表す部品として独立して neutron・boson・hadron・baryon を生んだ。electronics の後半を切り出した onics も、avionics(航空電子機器)、bionics、animatronics のように「〜の電子技術」を表す。ただし ion という綴りは unionize のような無関係な語にも現れるので、電気や粒子の話かどうかで見分ける必要がある。