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印欧祖語

*h₁ésti

ある・いる

to be

英語での現れ方

ラテン語の esse(ある)は接頭辞と溶け合ってしまい、形からは語源が見えにくい。「前にある」から present・presence、「離れてある」から absent・absence、「間にある→関わりがある」から interest(利害・関心)が出た。分詞にあたる語からは entity・nonentity が生まれている。present が「現在の」と「贈り物」と「提示する」を兼ねるのも、もとが「(人の)前にある」だと考えると腑に落ちる。

もう一つ大きな枝が「力がある」を表した語で、これが縮んで possible(ありうる)・impossible・possibility になり、さらにフランス語を経て power そのものになったとされる。empower・willpower・horsepower・superpower・powerless・powerhouse はみなこの枝。ゲルマン語系では「あるがままの」から sooth(真実)が出て、soothe(なだめる)・forsooth・soothsaying に残った。ギリシャ語の分詞からは ont- の形で ontology(存在論)・ontogeny が作られている。be動詞の am がこの語根の直系である点も押さえておきたい。

この語源をもつ英単語