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印欧祖語

*dʰeygʷ-

突き刺す・貫く/掘る/溝を掘る/植える/立てる・固定する

to stick into, pierce; to dig; to ditch; to plant; to set up, fasten

英語での現れ方

ラテン語 fīgō(打ち込む・突き刺す)の完了分詞 fīxus から来たのが fix で、芯にあるのは「動かないように打ちつける」。そこから「固定する」「(日時を)決める」「壊れたものを直す」まで広がり、fixed(固定した)、fixity(不動性)、fixedly(じっと)、fixate(凝視する・固着する)と派生する。postfix は「後ろに打ちつけたもの」。fixer は「固定するもの」から写真の定着液、さらに裏で問題を処理する人まで意味が広い。

ゲルマン語側の本来語では dig / dike / dyke が対になっている。dig は地面に突き刺して掘ること、dike / dyke は掘った溝と、その土を積んだ堤防の両方を指し、同じ工事の裏表を一語で表しているのが面白いところ。フランス語を経由した枝もあり、soffit(軒天井)はラテン語の「下に留めたもの」から、microfiche の fiche はフランス語で「差し込む札」を意味した語にさかのぼるとされる。どれも「刺して留める」から離れていない。