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イタリック祖語

*ap

英語での現れ方

イタリック語派で「〜から離れて」を表した前置詞で、ラテン語 ab- として英語に大量に入った。ab はそのまま語頭に立ち、abstract(引き抜く→抽象)・abduct(連れ去る)・abort(離れて生まれる)・aberrant(道を外れた)・abnormal(基準から外れた)を作る。t や c が続くときは abs の形になり、abstain・abstinence・abscond・abstract がその例。

子音によっては b が落ちる。v の前では av で、aversion・averse(顔をそむける→嫌う)・avocation(呼び出されて離れる→余技)。m の前でも同じことが起き、amanuensis(手から離れて書き取る者)がその形。面白いのは advance・advantage で、ラテン語の ab ante(前から)がフランス語 avant を経て入ったあと、ad- と取り違えられて d が入り込んだとされる。sconce も absconsa(隠された灯)が縮んだ形とされる。