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イタリック祖語

*jowos

英語での現れ方

出発点は「法・正しさ」で、そこに「言う」を意味する語が結び付いて「法を言い渡す人」=裁判官が生まれ、英語の judge(裁判官・判断する)になった。judgment(判断・判決)、judicial(司法の)、judiciary(司法府)は法廷の語彙、judicious(思慮深い)や judgmental(決めつけがちな)は判断する態度を評価する語へ広がっている。

jur の系統は「法・権利」そのものを保つ。jurisdiction は「法を言い渡す範囲」=管轄権、juridical は「法律上の」。意外なのは injure で、in-(〜に反する)+「権利」から「不当な扱いをする」→「傷つける」に転じた。prejudice も pre-(前もって)+「判断」で「予断」=偏見。judge 系と jur 系のどちらも、まず接頭辞(ad-・pre-・in-・extra-)を切り離すと意味が読める。