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印欧祖語

*ḱerd-

心臓

the heart

英語での現れ方

心臓は体の中心であり、そこから「中心・芯」と「気持ち」の二方向へ意味が伸びた。ゲルマン系の heart は感情の器として日常語に広く残り(heartfelt・heartbreak・sweetheart・hearty)、ラテン系の cord / cor は「心を合わせる」方向へ進んで accord(心が一つになる→一致する)、record(心に戻す→記録する)、discord(心が離れる→不和)、cordial(心からの)を作った。

cred は「心を置く→信じる」とされる動詞から来ており、credit(信用・信用貸し)、credible、creed・credo(信条)、credence が並ぶ。cour は courage(心の強さ)で、encourage は「心を入れてやる」。医学系の card はギリシャ語の同族が入った層で、myocardium のように専門語に集まる。日常語なら heart、抽象語なら cord / cred と見当をつけるとよい。