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アングロ=ノルマン語

-aunce

動詞から抽象名詞を作る

英語での現れ方

ノルマン征服のあと大量に入った語尾で、フランス語から借りた動詞をそのまま名詞に変える働きをした。governance(治めること)・alliance(結ぶこと→同盟)・appearance(現れること)・conveyance(運ぶこと)・severance(切り離すこと)・issuance(発行)・pursuance(遂行)・deliverance(解放)がその形で、法律や行政の文書に多いのは、この時期の英語が法廷や役所でフランス語と競っていた名残とされる。

名詞になったあと、さらに形が動くこともある。compliancy・absorbency のように ancy / ency に替わる語や、conveyancer・conveyancing のように人や行為を表す語尾を重ねる語がその例。abundance・dominance・relevance・reluctance・temperance のように、いまの英語では対応する動詞が見えにくいものも多いので、この語尾を見たら「〜すること・〜している状態」と読み替えてしまうのが早い。superabundance・overabundance・noncompliance のように、前に別の接頭辞を足して意味を強めることもできる。