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ラテン語

-eus

物質を示す名詞から形容詞を作る

英語での現れ方

ラテン語の形容詞語尾 -eus は「〜でできた・〜に由来する」を表し、英語には主に -āneus・-āceus という拡張形を通じて入った。aneous は simultaneous(同じ時に属する)、spontaneous、contemporaneous、extraneous(外に属する→無関係な)、cutaneous(皮膚の)のように、名詞に「〜的な・〜に属する」を付ける働きをそのまま保っている。aceous / acean は素材や生物の分類に強く、herbaceous(草質の)、crustacean(甲殻の→甲殻類)、cetacean が代表。

形容詞が名詞として独立した語も多い。līnum(亜麻)+-eus からの line / linea はもともと「亜麻でできた(糸)」で、そこから line(線)、linear、outline、headline、lineage(血統)へ広がった。campus 系の campānea は campaign(野原での作戦→運動)に、caput 系の capitāneus は captain(頭に立つ者)になり、subitāneus は suddenly のもとになったとされる。

つまりこの語尾は、名詞を形容詞に変えたうえで、その形容詞がさらに名詞へ戻るという二段構えの変化をよく起こす。sangui(sanguine・sanguinary)のように「血の」という素材感が残る例を見ると、-eus 本来の役割がつかみやすい。