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印欧祖語

*bʰreg-

壊す・砕く

to break

英語での現れ方

中心は「壊す・割れる」。本来語の break は、続いていたものが途切れる方向へ意味を伸ばした語で、breakdown(機能が壊れる)、breakthrough(突き破る)、outbreak(一気に噴き出す)、daybreak(夜が明ける)、breakfast(断食を破る→朝食)のように、何が途切れるのかを前後の要素が示す。過去形系の broke からは broker(間に入って取り持つ人)が生まれ、unbroken・heartbreak・heartbreaker のように「途切れた状態」を表す語も広がった。

ラテン語経由では frag / fract / fring の三つの形になる。frag は「壊れやすい・かけら」(fragile・fragment・fragility・fragmentary)、fract は「割れ目・折れ」(fraction・fracture・fractal・infraction)で、光が折れ曲がる refract・refraction・diffraction もここに属する。fring は「破って入る」で infringe(権利を侵害する)。frail も同じ語のフランス語経由の形で fragile と意味が重なる。物を割るのが fract、規則を破るのが infringe と、対象で使い分けられている。