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印欧祖語

*ǵneh₃-

知る・認識する

to know, to recognize

英語での現れ方

ラテン語 nōscō(知る)の流れが最も太く、合成形の cogn(recognize=再び知る、cognitive、cognition)と、完了分詞 nōtus 由来の not(note=知るための印、notice、notion、notable、notorious)が二本柱になる。ignore(知らないままにする)、noble(よく知られた→高貴な)も同じ動詞の派生で、norm(ものを知るための基準とされる)もここに連なる。

ギリシャ語 γιγνώσκω 系は gnos の形で学術語に多く、diagnose(見分けて知る)、diagnosis、agnostic(知りえないとする立場)が代表。ラテン語 gnārus(知っている)からは narr が生まれ、narrate(知っていることを語る)、narrative へ広がった。

ゲルマン語系の本来語は know そのものと、can(もとは「知っている・心得ている」で、そこから「できる」へ)、cunning(知っていること→ずる賢さ)、canny、uncanny として現れる。acquaint・quaint も「知り合いになる」系で、綴りは違っても同じ「知る」が核にある。