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印欧祖語

*ḱel-#-1

覆う・隠す

to cover, to hide

英語での現れ方

「上からかぶせて見えなくする」が核。ラテン語 cēlāre からは conceal(すっかり覆う→隠す)が出て、囲って守る場所である cell(小部屋・細胞)と cellar(貯蔵庫)が並ぶ。ゲルマン側は「くぼみ・囲い」の方向に進み、hole(穴)、hollow(うつろな)、hall(囲われた広間)、頭を覆う helm / helmet、ふたの lid が残った。keyhole・loophole・manhole のように、hole は現代語でも複合語をよく作る。

面白いのは color で、これは「表面を覆うもの=見た目の色」が原義とされ、隠すことと見せることが同じ根から出ている。occult は「覆い隠された→秘術」、supercilious は cilium(まぶた)+ super で「眉を上げた→高慢な」。ギリシャ語 καλύπτω(覆う)側からは apocalypse(覆いを取り去ること→黙示)と、つぼみがよく覆われていることから名づけられた eucalyptus が来ている。