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印欧祖語

*kap-

頭/鉢・杯

head; bowl, cup

英語での現れ方

ラテン語 caput(頭)とゲルマン語系の語に分かれた「頭」の語根。英語本来語の head は head・ahead・forehead・overhead・headquarters・headline・warhead のように合成語を大量に作り、「先頭・上部・責任者」の意味で広く使われる。

ラテン語系の cap は capital(頭の→首都・資本)・captain(頭に立つ者)・cap(頭にかぶるもの)・capitalism。合成語の中では母音が弱まって cip となり、principal(第一の位を占める)・municipal・participate・precipitate(頭から落ちる→急に進む)・emancipation のようになる。

フランス語を経ると chap / chief に変わり、chapter(小さな頭→章)・chap・chief(かしら)・mischief が生まれた。escap(escape・escaped)は「外套を脱いで抜け出す」に遡るとされ、cattle も「頭数で数える財産」から来たとされる。「頭=先頭・上・数える単位」という広がり方を押さえると読み解きやすい。