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西ゲルマン語

*uʀ-

上へ・外へ

upward, outward

上方や外方への動きを表す

英語での現れ方

西ゲルマン語の段階では uʀ- という接頭辞で、古英語では強勢のない位置で ā- に、さらに現代英語では a- ひとつに縮んだ。arise・awake・abide・above・ago・asunder・allay・amaze・aghast・accursed・acknowledge がその一群で、いずれも a を取ると古い語幹(rise・wake・bide・go・lay)が見えるものと、もう単独では使わないものが混ざっている。

above は「上に」の a- に by を足した形で、そのまま複合語をつくる。aboveboard は「テーブルの上に手を出して=いかさまをしない」から「公明正大な」、aboveground は「地上の・表に出ている」。強勢のある位置では同じ接頭辞が or- という形で残り、ordeal(古くは神の裁きの試練、今は「厳しい試練」)がその数少ない例。ドイツ語の ur-(原初の)と同じもので、英語では ordeal だけがこの重い形を保っていると考えるとよい。