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印欧祖語

*peth₂-

広げる

to spread out

英語での現れ方

ラテン語 petō(目がけて飛びかかる・求める)系の pet が中心で、appetite(〜へ向かう心→食欲)、compete(互いに求め合う→競う)、competent(求めに応じられる→有能な)、petition(求めること→請願)、impetus(内から突き進む力)のように「勢いよく向かう」感じが残る。ギリシャ語 πίπτω(落ちる)系では symptom(一緒に落ちてくるもの→症状)が代表で、これも同じ動きを別角度から見た形とされる。

もう一方の枝は pateō・pandō(開く・広げる)で、pand / pans が expand(外へ広げる)、expansion、expanse に、pat が patent(開かれている→公開の・特許)、patio(開けた中庭)、patella に現れる。pandō の分詞 passus(広げた歩幅)からは pass(pass、passport、trespass)と pace が生まれ、mileage・milestone も「千歩」に由来するとされる。

ゲルマン語系では feath / fathom の形をとり、feather(飛ぶための羽)と fathom(両手を広げた幅→尋・見通す)になる。pet を見たら「勢いよく向かう」、pand・pass を見たら「広げる・通す」と切り替えて読むのがコツ。