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印欧祖語

*pl̥h₁nós

英語での現れ方

ゲルマン語系の full「いっぱいの」と、その動詞形 fill「満たす」が日常語の中心。fill・filled・filler・filling、re- で refill(詰め替える)、over- で overfill、土地を埋める landfill、否定の unfilled。full 側は fully・fullness・fuller・fullback(後方を埋める選手)・overfull。fulfill は full+fill で「十分に満たす→果たす」、名詞は fulfillment/fulfilment と英米で l の数が揺れ、否定は unfulfilled。注意したいのは fulsome で、もとは「たっぷりの」だったが、現代では「度を越してわざとらしい」という否定的な含みで使われることが多い。

ラテン語 plēnus「満ちた」を通った層は plen の形で、硬い語をまとめて作る。plenty・plentiful・plentifully、plenitude(充実)、plenum(充満・全体会議)、plenary(全員出席の・全権の)、replenish・replenishment(再び満たす→補充)。full と plēnus は f と p の対応で結ばれる同源語とされ、日常語は full/fill、格式ばった場面は plen- と役割が分かれている。コツは、plenary のような硬い語に出会ったら「full の硬い言い方」と読み替えること。