印欧祖語
*ud-s-
英語での現れ方
- aarise・abide・abode・awake・above・ago・amaze・allay・aghast・asunder・acknowledge・accursed・aby・amazing
- abid / abodabide・abiding・abode
- amazamaze・amazed・amazing・amazement・amazingly
- awakawake・awaken・awakened・awakening・reawaken
印欧語で「上へ・外へ」を表した語で、ゲルマン語では動詞の前に付く接頭辞になり、英語に来るまでに音が削れて語頭の a- ひとつになった。だから現代英語では接頭辞として見えず、arise・awake・abide・above・ago・asunder のように「a +短い語幹」という形の古い語としてまとまって残っている。
意味の上では二つの働きがある。ひとつは文字どおり「上へ・外へ」で、arise(立ち上がる)・above(上に)・asunder(別々に)。もうひとつは動作の完了や徹底で、amaze(すっかり惑わせる→驚かせる)・allay(すっかり静める→やわらげる)・accursed(呪いきられた)・aghast(すっかり怯えた)がこれにあたる。abide は「とどまる」と「耐える」の両方で使い、名詞 abode は「住まい」。acknowledge は「はっきりと認める」で、acknowledgment / acknowledgement は綴りが二通りある点も一緒に覚えておくとよい。