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中期英語

-te

形容詞から抽象名詞を作る

英語での現れ方

中英語の段階でフランス語系の名詞語尾として定着し、形容詞に付いて「〜という性質・状態」を表す名詞を作った。safe から safety(安全)、difficult から difficulty(難しさ)、subtle から subtlety(微妙さ)、nice から nicety(細かい違い)のように、元の形容詞が透けて見えるものが多い。loyal から loyalty、royal から royalty、sovereign から sovereignty のように、忠誠や地位にかかわる語では抽象的な性質から「王権」「使用料」「主権」といった制度・権利の名前へ意味がずれる。property・variety も「自分のものであること」「さまざまであること」から出て、いまは「財産」「種類」という具体名詞として使われる。

コツは、ty を外して元の形容詞に戻せるか試すこと。safety・difficulty はすぐ戻せるが、property と proper、variety と varietal のように綴りや母音が動くものもあるので、形だけでなく意味でつなぐ。注意したいのは、この語尾が付くと訳語が具体物に固まる語があることで、royalty は「王族」と「印税」、property は「性質」と「財産」の両方を担う。fealty(臣従)や personalty(動産)のように法律用語として生き残った古い語もあり、biosafety のような現代の合成語にも同じ形で使われる。

この語源をもつ英単語