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ラテン語

-īcus

「〜に属する」意味の形容詞を作る

英語での現れ方

元は「〜によって作られた・〜に属する」を表す形容詞語尾で、英語ではもっぱら itious という硬い形で現れる。fictitious(作り事の)、factitious(人為的な)、adventitious(外から来た→偶発的な)、surreptitious(こっそり手に入れた→内密の)とその副詞 surreptitiously、suppositious・supposititious(すり替えられた→偽の)、tralatitious(受け継がれてきた)。医学用語の adventitia(外膜)も同じ作り。

同じ語尾が「愛する→友」を表す語幹に付いた側から、amic / ami の一群が出た。amicable(友好的な)・amicably、フランス語を経て柔らかくなった amiable(感じのよい)・amiably・amiability、名詞の amity(友好)、スペイン語からそのまま入った amigo。否定の接頭辞が付いた形は音が縮んで enemy・enmity(敵・敵意)になり、amity と正反対の意味で対をなす。ロマンス諸語では同じ語尾が物や食べ物の名になり、英語には sausage(塩漬けにしたもの)、novice・novitiate(新入りの人・見習い期間)、pastiche・pastis・patisserie(練り粉から)、chorizo・mestizo、massif・chassis・postiche・portcullis・cullis、fetish(作られた物→呪物、古い綴りは fetich)といった形で入った。綴りが -itious・-ice・-ish とばらけるので、「〜製の・〜に属する」という意味の芯で束ねるとよい。

この語源をもつ英単語