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ラテン語

-tō

繰り返しの動作を表す反復動詞を作る

英語での現れ方

ラテン語の動詞に -tō / -itō を付けると「何度も〜する」という反復・強意の動詞ができ、その多くが英語では -ate 型の動詞として定着した。dictō(dīcō「言う」の反復形)からの dictate(繰り返し言う→口述する・指図する)、dictator、dictation がその典型で、hesitate(何度も引っかかる→ためらう)、pulsate(打ち続ける)、agitator(しきりに動かす人)も同じ作り。

この反復形はフランス語を経由すると原形をとどめないほど崩れる。tractō(trahō の反復形=繰り返し引き回す)は treat(扱う)と tract 系の retract・tractable の両方を生み、captō(capiō の反復形=つかみ続ける)は catchchase、そして purchase(追い求めて手に入れる→購入する)になった。日常の基本動詞がラテン語の反復形から来ている点は覚えておく価値がある。

aptō(合わせ続ける)からの adapt、dēlectō からの delight・delectable、commentor からの comment・commentary、conversō からの converse・conversation も同じ仲間で、いずれも元の動詞より「継続的・習慣的にそうする」という色が濃い。-ate で終わる動詞に出会ったら、その裏に短い元動詞が隠れていないか探してみるとよい。

この語源をもつ英単語