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印欧祖語

*pro-

前へ

forward

「前へ」を表す接頭辞

英語での現れ方

ラテン語の接頭辞 prō-(前へ)としての現れが圧倒的に多い。pro は project(前へ投げる→計画・投影)、produce(前へ導き出す→生み出す)、promote(前へ動かす→促進する)、progress(前へ進むこと)、protect(前に覆いを立てる→守る)のように、後ろの動詞に「前へ・先に」という方向を加える。process・procedure・proceed も「前へ進む」で一続きに読める。

古フランス語を経由すると prō- が pur に変わり、pursue(前へ追っていく→追い求める)、purchase(追い求めて手に入れる→買う)、purpose(前に置くこと→目的)、purveyor(前もって用意する側→調達業者)となる。ラテン語 probus(前に出せるほど良い)からは prov / prob の一群が出て、prove(良いと示す→証明する)、approve、probable、probability、proof がここに並ぶ。proprius(自分に固有の)からは proper / propr — proper(固有の→ふさわしい)、property(自分のもの→財産)、proprietor — が生まれた。

ゲルマン語側では同じ祖形が for として残り、forgive(すっかり与える→許す)、forbid(強く命じて禁じる)がその名残とされる。freight もこの系統に連なるとされる。中心の感覚は一貫して「前へ・先へ」で、そこから「公の場に出す」「あらかじめ」「〜のために」へ広がった。pro- で始まる語を見たら、後半の動詞を取り出して「何が前へ出るのか」を読むのがコツ。

この語源をもつ英単語